先日からお伝えしている肩こり腰痛のメカニズム
についてですが、今回が最終回でその予防法に
ついてのお話です。
それでは早速いきます。
①正しい姿勢を保つ
骨盤を正し、背骨が正常な生理湾曲を維持して
いる状態が、人間本来の正しい姿勢です。
コツとしては、骨盤を立てる、もしくは腰椎の
前湾を意識すると良いでしょう。
骨を支える筋肉の負担も少ないため、
疲労感も少なくなります。
②質の良い睡眠
【睡眠時間】
睡眠時間に関しては7時間から7時間半がベストです。疲労回復や機能回復など
夜寝ている間に行われますので、この時間が短いと回復しないまま次の日を迎え、
それを毎日続けると身体のあちこちに支障をきたします。
逆に寝すぎることは良い事なのかと言うとそうではありません。筋肉が異常弛緩し、
力が入りにくくなり起き上がろうとした時にぎっくり腰になるケースもあります。
「寝溜め」という言葉がありますが、お休みの日でもいつものようにリズムを壊さない
睡眠時間がいいでしょう。
【睡眠の時間帯】
睡眠の時間帯については、成長ホルモンの分泌と深い関わりがあります。
成長ホルモンは、子供の健全な発育にとって、重要な役割を持っているホルモンですが、
新陳代謝を活発にして 肌を健康にしたり、体調を整えるという働きもしていますので、
子供だけでなく、大人にとっても大切なホルモンの1つです。
この成長ホルモンの分泌量が多くなる時間帯が12時から2時と言われています。
なので、この時間帯に熟睡しているとことが望ましいのです。しっかり睡眠をとっているのに、
疲れが抜けないと言う人は睡眠の時間帯が間違っているのかもしれません。
良い子は12時までに寝ましょう。
【睡眠の環境】
質の良い睡眠をとるには、睡眠の環境も非常に大切な要素です。
簡単ですが、『普通の布団に一人で寝る!』 これに限ります。一番大事なことは、自由に
寝返りが打てる環境かどうかということです。寝返りとは、寝ている間に無意識に身体の
歪みを整える大切な役割があるのです。沈み込むようなフカフカのベッドは寝返りが
打ちづらく、だれかと一緒に寝るというのも寝返りの妨げになります。
出産後、身体の不調を訴えるお母さんが増えているのは、赤ちゃんと一緒に寝ていて、
自由に寝返りを打てない環境に さらされているのも原因の1つです。最近多いのは、
小型犬などのペットと一緒に寝ている人です。これも同じことです。おすすめ出来ません。
③ゆっくりお風呂に入る
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かることをおススメします。具体的に言いますと、
お湯の温度は38度から41度、夏場は38度、冬場は熱くても41度まで。
ゆっくり浸かる時間は15~20分ほどです。
このお風呂の入り方は、自律神経に働きかけることが目的です。
交感神経が優位な状態では、血管が縮み血流がよくありません。
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるという行為は、副交感神経を刺激する行為で
疲労回復や治癒力をアップさせる上でかかせないものなのです。
リラックスしている(副交感神経が優位)
状態で血管を弛緩させ血流をよくしてあげる必要があります。
④適度な運動
20分~30分くらいの有酸素運動が適切です。ほど良く筋肉を伸縮させ、
筋肉と骨に負荷をかけるという意味では簡単にできるのもとしてウォーキングや
ジョギングががおススメです。 よく仕事などで合計30分ぐらい歩いていると
いう人がいますが、休まず運動することが大切です。
⑤ストレス管理
ストレスがかかった状態が長時間続かないよう、
五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を通して自分がリラックスできる工夫を
自分なりに作りましょう。
例)視覚・・・部屋を清潔に保つ、絵画を飾る、花を置くなど
聴覚・・・自分の好きな曲を聴く、
嗅覚・・・アロマオイルやお香など自分の好きな匂いを嗅ぐ
味覚・・・自分の好きな物を食する。
触覚・・・肌触りの良いもの、自分の好きな物に触れる。
フカフカのクッションはリラックス効果があると言われています。
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